状況
2022 年 11 月 1 日以降に Google Play Billing Library バーション 4 以降の使用が必須になる1ということで、Unity で作成した Android アプリのライブラリの更新を行いました。
注: 2022 年 8 月 2 日以降、すべての新規アプリでは Billing Library バージョン 4 以降を使用する必要があります。また既存のアプリのアップデートについては、2022 年 11 月 1 日より Billing Library バージョン 4 以降の使用が必須となります。1
ライブラリのアップデート後にベータテストで動作確認したところ、初期化が完了せず、失敗もせずでデバッグに時間がかかったので記事にしておきます。
原因
Unity の In App Purchasing という Package のTarget Android Store
の設定が正しくなかったことが原因でした。
CHANGELOG2を見ると、この設定は v4.1.0 で追加されていて、初期値はNotSpecified
なので設定しないとビルドが失敗すると書いてあるのですが、自分の環境では失敗せず、設定値がAmazon AppStore
になっていました。
Choosing an Android app store target before building the Android Build Target is now required. A build error will be emitted otherwise.The default Android app store is now AppStore.NotSpecified and is visible in the window as “Select a targeted store”. Previously the default app store was the Google Play Store for the Android Build Target.2
Android Build Target をビルドする前に、Android app store のターゲットを選択することが必須になりました。そうでない場合、ビルドエラーが発生します。デフォルトの Android アプリストアは AppStore.NotSpecified になり、<対象ストアの選択>としてウィンドウに表示されるようになりました。以前は、デフォルトのアプリストアは、Android Build Target の Google Play Store でした。
解決方法
Services > In App Purchasing > Switch Store を選択して、Current Target Store を Google Play に設定します。